阪神

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失策でピンチを招いたボーア選手を励ます(画像の一部を加工しています)
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失策でピンチを招いたボーア選手を励ます(画像の一部を加工しています)
応援チャットの画面。左側のバブルには「ボーアに声援を届けたいわ~」と殊勲の2ランを喜ぶコメント(画像の一部を加工しています)
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応援チャットの画面。左側のバブルには「ボーアに声援を届けたいわ~」と殊勲の2ランを喜ぶコメント(画像の一部を加工しています)
9日の巨人戦で1回、二塁に悪送球する阪神のジャスティン・ボーア選手(左)=西宮市の甲子園球場
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9日の巨人戦で1回、二塁に悪送球する阪神のジャスティン・ボーア選手(左)=西宮市の甲子園球場
5回にファウルフライを捕球し、カメラマン席に飛び込む阪神・大山悠輔選手=西宮市の甲子園球場
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5回にファウルフライを捕球し、カメラマン席に飛び込む阪神・大山悠輔選手=西宮市の甲子園球場
7回に2ランを放つ阪神のボーア選手=西宮市の甲子園球場
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7回に2ランを放つ阪神のボーア選手=西宮市の甲子園球場

 新型コロナウイルス感染症の影響で、開幕から約3週間も無観客試合が続いたプロ野球。10日に球場観戦が解禁されるまで、ファンはテレビ中継などで応援するしかなかった。そんな中、あの一体感を少しでも-と、7~9日の阪神-巨人戦(甲子園球場=兵庫県西宮市)で企画されたのが「阪神タイガース TV観戦応援チャット」の実証実験。阪神ファンが試合を見ながらウェブ上で応援や感想を投稿し合う。コロナと共存する時代に、新たなスポーツの楽しみ方となるのか。参加して一緒に一喜一憂してみた。(伊丹昭史)

 実証実験は、阪神電鉄と、ウェブコミュニティーサービスを提供する「Juwwa(ジュワ)」(東京)の協業。7、8日の試合は雨天中止となったため、9日のナイターに参加した。

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて特設ページへ。投稿コメントは「バブル」と呼ばれる円に表示されて、ふわふわと動く。

 この日は甲子園球場の今季開幕戦なので「待ってました甲子園っ!」など歓喜のバブルが並んだが、それもつかの間。ジャスティン・ボーア内野手が悪送球にゴロ後逸と、失策を連発してピンチを招くと「ボーア二つもエラーした。(泣)」「ボーア! 何やってんねん」などと早速いら立ちの声が飛んだ。

 二回、梅野隆太郎捕手がチーム初安打。「いいねぇ」と投稿したが、入力に手間取る間に試合が進んでしまい、誰にも反応してもらえず。五回には大山悠輔内野手がファウルフライを三塁側カメラマン席に突っ込みながら好捕。「大山ナイスファイト!!」というファンの声に、すぐ「動きが軽いね!」「ファインプレーでしたね」と賛同するバブルが浮かび上がった。

 最高潮は0-0の均衡を破った七回。ボーア選手が、拙守の汚名返上とばかりにバックスクリーン右へ2点本塁打を放った。「これは盛り上がる!」とスマートフォンを見ると、画面が更新中のまま動かない。

 運営側の説明では、ラッキーセブンの定番「ジェット風船」のアニメーションを配信したところで値千金の2ランが飛び出し、アクセス急増でサーバーに障害が発生したらしい。改めて虎ファンのすさまじい熱量を知る。その後も不安定な状態は続き、ごくたまにしか画面が表示されないまま試合終了。阪神が2-1で逃げ切った。翌朝にスマホをのぞくと、勝利の余韻に浸るコメント。胸に染み入った。

 Juwwaによると、この試合の利用者は、想定を上回る約5200人。ファンからはアンケートなどで「阪神ファンしかいない場所で、みんなで盛り上がれた」「楽しかった」「またやってほしい」と評価の声が多く寄せられたという。

 球場で味わう一体感とは異なるものの、喜びや落胆をリアルタイムで共有すると、確かに1人で見るより興奮度は増した。しかもトイレは自分のタイミングですぐ行けて、並ばずに飲食もできる快適さだ。阪神電鉄は本格的な導入について検討する方針。球場観戦と並ぶ楽しみ方として、今後定着するのかもしれない。

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