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作品や関連資料を通じ白髪富士子さんの足跡をたどる展覧会=尼崎市昭和通2
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作品や関連資料を通じ白髪富士子さんの足跡をたどる展覧会=尼崎市昭和通2

 素足で絵を描いた兵庫県尼崎市出身の前衛美術家・白髪一雄さん(1924~2008年)の妻で、自身も美術家として活動した富士子さん(1928~2015年)が若い頃に制作した作品を紹介する展覧会「白髪富士子 前衛美術家としての足跡」が、尼崎市総合文化センター白髪一雄記念室(昭和通2)で開かれている。(中川 恵)

 富士子さんは大阪市生まれ。20歳で一雄さんと結婚し、翌年、長男を出産。一雄さんの制作を間近で見るうちに自分も制作を始め、55年に前衛美術グループ「具体美術協会」に入った。

 一雄さんの活動が忙しくなった61年に同協会を退会し、本格的に一雄さんを補佐するように。天井からつるしたロープにつかまり、絵の具を盛ったキャンバスに足を滑らせて描く「アクション・ペインティング」では、富士子さんが絵の具を差し出すなどしており、一雄さんの制作には欠かせない存在だった。

 富士子さんの没後5年に合わせた今回の展覧会では、55~60年に制作された5点を並べて作風の移り変わりを紹介する。初期の作品は1枚の和紙を破いた隙間など至ってシンプル。制作を辞める頃は破った和紙を重ね合わせるなどし重層的な表現を試みている。学芸員の妹尾綾さんは「活動期間は短いが、女性美術家が少なかった頃にこんな才能豊かな人がいたことを知ってほしい」と話す。

 9月13日まで。午前10時~午後5時(入館は同4時半まで)。火曜休館。一般200円、65歳以上と高校大学生は100円。尼崎市文化振興財団・美術担当TEL06・6487・0806

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