知人女性の詐欺被害を未然に防いだとして、兵庫県警尼崎南署は、同県尼崎市在住の佐和田みどりさん(78)に署長感謝状を贈った。
佐和田さんは6月10日、近くに住む知人女性から市役所や郵便局の職員を名乗る不審な電話があったという相談を受けた。事情を聞き、暗証番号を聞かれ、新しくしたばかりの通帳の交換を要求されるなどのいくつかの点から不審に感じ、近くの交番に相談した。
佐和田さんは「『私は大丈夫』と思っていてもだまされる。今後何かあれば遠慮せず、すぐ110番しようと思う」と話した。
同署の白野邦昌署長は「一人一人の助けがあって未然に防げていることが多い」と感謝した。同署管内では6月末時点で、特殊詐欺が9件あり、計約700万円の被害が確認されている。(村上貴浩)
