今月4日の豪雨で入所者14人が亡くなった熊本県球磨村の特別養護老人ホーム千寿園を支援しようと、兵庫県の尼崎や西宮の介護関係者でつくる市民グループ「防災と地域福祉を進める会」が募金活動を始めた。24日には尼崎市小中島1の特別養護老人ホーム園田苑で、球磨村出身の柳詰(やなづめ)通子さん(80)=同市=を囲み、被災地へ思いを寄せた。
尼崎市は市域の3分の1が海抜ゼロメートル地帯で、川や海に囲まれ水害の危険がある。同会は「千寿園の被害は人ごとではない」と支援を決めた。開始にあたり、園田苑のデイサービスを利用する柳詰さんから話を聞くことにした。