兵庫県西宮市甲子園町の阪神甲子園球場内にある甲子園歴史館は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による3月初旬からの臨時休館から再開し、阪神タイガースの選手たちの高校時代に焦点をあてた企画展「タイガース選手の高校時代-甲子園を目指した虎戦士達-」を開催している。高校時代の活躍が書かれたパネルとともに、実際に使用されたユニホームやスパイクなどを展示している。
同企画展は阪神タイガースの歴代名選手たちの高校時代に焦点をあてる。「初代ミスタータイガース」と呼ばれる藤村富美男選手など過去の名選手から、大阪桐蔭高校時代に甲子園を沸かせた現役の藤浪晋太郎選手まで、夏の甲子園での活躍ぶりを紹介している。
実際に試合で使用された展示品もあり、高校時代は福岡県大会の準々決勝で敗れ、甲子園出場には届かなかったものの、現在は捕手として活躍する梅野隆太郎選手がプロ野球史上69人目となるサイクル安打を達成した時のバットとボールも展示されている。
親子で訪れた女性(21)は「好きな選手の高校時代の写真に見入った」と話した。
同館は再開後、受付で検温を実施し、バットやボールなどの触れる展示を中止するなどしている。8月2日まで。午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)。月曜休館(祝日を除く)。一般600円、4歳~中学生300円。(村上貴浩)
