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 新型コロナウイルスの新規感染者数が7月中旬以降、兵庫県三田市を含む阪神間7市1町でも急増している。特に西宮、尼崎両市は、25~26日に1日当たりの感染者数が過去最多を更新した。また芦屋市は、3月以降からこれまでに人口千人当たりの感染者数が突出して多くなっている。阪神間全体で3~5月に比べ、若い世代の感染者数も増えており、自治体は感染拡大の再燃を懸念し、往来自粛などを呼び掛けている。(感染者数は県の発表資料を基に、居住地が阪神間であると判明分を抽出)

 県内で感染者が初確認された3月1日から、7月25日までの人口千人当たりの感染者数は、芦屋市が0・39人と阪神間で最多。大阪府よりも多かった。

 続いて、伊丹健康福祉事務所管内(伊丹市、川西市、猪名川町)0・31人▽西宮市、宝塚健康福祉事務所管内(宝塚市、三田市)0・23人-で、いずれも兵庫県全体の0・19人よりも高い水準にある。

 特に7月中旬以降は、尼崎市や西宮市などを中心に、大阪や神戸で発生した患者の濃厚接触者としてPCR検査を受け、陽性が確定したケースが目立つ。

 感染経路不明者も増加傾向にある。阪神間では、7月14~25日の11日間で計113人の新規感染者が確認され、このうち約半数にあたる58人が初期の発表で「行動歴調査中」とされた。特に16日は13人中10人が「調査中」で、感染経路の実態が判然としない。神戸市ではほとんどの患者の感染経路が特定されているといい、阪神間での市中感染の広がりが懸念される。

 阪神地域のある病院関係者は「ベッドタウンという地域柄から、勤務や通学で大阪への満員電車に乗っている人が多い。医療機関として再拡大への備えは徹底しているが、爆発的に増えたときにスムーズな対応ができるか分からない」と打ち明ける。また「3~5月に比べて症状が軽い患者が多いが、高齢者の感染が再び広がると重症者や死者が増える。往来自粛などを徹底してほしい」とした。(久保田麻依子)

■年代別、20代が最多4割 学級閉鎖も相次ぐ

 阪神間では5月16日に西宮市で感染が確認されて以来、新規感染者が途絶えていたが、6月19日に芦屋市の30代男性、24日には尼崎市の20代女性の感染が明らかになった。7月16日に2桁の13人となり、25日は西宮市が12人、26日は尼崎市が11人の感染を発表。それぞれ1日当たり最多の感染者数となった。

 6月19日以降の感染者を年代別で見ると、20代が4割で最多。次に10、30、40代が多く、40代以下は8割近くを占めた。特に10代以下では、同居人など身近な人の感染で、濃厚接触者として検査を受けて陽性が判明するケースが多い。

 本来ならば夏休みのこの時期も、多くの学校が授業を行っており、児童生徒らの感染による学級閉鎖も相次いでいる。西宮市立名塩小は31日まで、市立伊丹高校と県立宝塚高校は29日まで学級閉鎖に。尼崎市でも25日に名和小の教員の感染が確認され、学校を臨時休業し、学童保育などの受け入れも中止。27日にも同市立市立大庄北中で事務職員の感染が判明し、当面の間、臨時休校となった。

 各自治体は市民向けにメッセージを発信。西宮市や伊丹市は、若い世代の感染者が多いことから、不要不急の外出自粛や、飲食しながら大声の会話や回し飲みなどを避けるよう呼び掛けている。(中川 恵)

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