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芦屋市役所=芦屋市精道町
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芦屋市役所=芦屋市精道町

 兵庫県芦屋市の男性幹部が複数の職員にパワーハラスメントともとれる言動を繰り返していたとされる問題で、芦屋市監査委員は28日、市の対応が適切かどうかを調べた結果報告を市議会議長に提出した。「事務執行はおおむね適切」とする判断に、監査を提案した市議らから「事実を掘り下げた内容ではなく、監査請求した議員の思いを軽視している」などと不満の声が相次いだ。(名倉あかり)

 この問題を巡っては、昨年8月に職員約10人が市に男性幹部のパワハラ調査を求める「依頼書」を提出したことについて、大塚のぶお市議が6月の本会議で質問。市は「個別の事案はお答えできない」との答弁に終始した。

 また、被害者の一人によると、男性幹部は「やれと言ったらやれ。俺の命令が聞けないのか」などと部下を責め、机を蹴ることもあったという。

 これを受け、市は6月、市幹部らで構成するハラスメント調査委員会を設置し、調査を開始。一方、市議会では、市議4人が同月、市の対応が適切かどうか監査を求める決議案を提出。市議会が賛成多数で可決していた。

 監査委員の報告によると、問題となっている依頼書については、市が、相談した本人と周辺への聞き取りを終えた段階だった。その後、ハラスメントに当たるかを審査する「苦情処理委員会」に付託するか否かの結論を出さないまま、約10カ月が経過。その結果、ハラスメント調査委員会で事実関係を確認することになったという。

 報告を受けた大塚市議は「10カ月かかっている理由が明示されていないのはおかしい」と指摘。同市監査事務局は「理由は関係者が推測されるため公表できない」とし「それだけ時間を要する事案で、不適切ではないと監査では判断した」と説明した。

 決議案を提出した一人、松木義昭市議は「被害者に話すら聞いておらず、表面をなでたような結果」と批判。青山暁市議も「中身がなく残念。職員が誇りを持って働ける環境づくりのため、今後も真相を究明していきたい」とした。

 伊藤舞市長は「監査結果の意見を踏まえ、一層適正な事務執行に努める」とコメントした。

 市のハラスメント調査委員会は、今月中をめどに調査を進めており、まとまり次第結果を公表するとしている。

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