近畿地方でもようやく梅雨が明け、兵庫県西宮市の武庫川河川敷緑地では、キバナコスモスが見頃を迎えている。黄色やオレンジ色の花が沿道を彩り、行き交う人の目を和ませている。
西宮市花と緑の課が毎年この時期に育てている。同市松並町から甲子園口北町までで2区画の計約3千平方メートル。以前はヒマワリなども植えていたが、近年は丈夫で暑さに強いキバナコスモスを採用している。
強い日差しを受けた花の周りには、花粉を着けたハチがせわしなく飛び回る。川沿いの花々を眺めつつ、帽子やサングラス姿の市民らが散歩やランニングを楽しむ。
河川敷を走っていた会社役員、男性(70)=西宮市=は「季節感があって、走っていて楽しいです」と笑顔で話した。(風斗雅博)
