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東谷中学校サポート隊の活動で、花壇に花を植える保護者ら=川西市見野1
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東谷中学校サポート隊の活動で、花壇に花を植える保護者ら=川西市見野1

 PTAがボランティア団体に衣替えし、再出発した。川西市立東谷中学校(兵庫県川西市見野1)では本年度、保護者の負担軽減を目的に、ボランティア団体「東谷中学校サポート隊」が発足した。モットーは「できるひとが できることを できるときに」。形の上ではPTAはなくなり、保護者の加入はあくまで任意、役員選挙は廃止。行事の参加も強制性を排除し、その都度募集する。加入者数は昨年度の約8分の1まで激減したが、敬遠されがちなPTA活動を「気軽に楽しく」継続できるよう、PRなどに奮闘している。(伊丹昭史)

 同校は市北部一帯から約840人の生徒が通うマンモス校。PTAは19年度まで任意加入ながらほぼ全世帯が入り、学校行事の手伝いや地域団体との連携などを担ってきた。

 全国的にPTAに対する保護者の負担が問題となる中、川西市PTA連合会は昨年7月、各校のPTAに改善の検討を通知。東谷中の会長だった田辺亜由美さん(53)は「PTAは保護者と学校をつなぐ存在なのに、このままだと何年持つか」との危機感から、役員と議論を重ね、業務のスリム化などに取り組んだ。

 大きな改革は役員選挙の廃止。役員は負担の大きさゆえに敬遠され、最後はくじ引きが通例だった。「くじは精神的苦痛があり、保護者が一番嫌がる。なくさないと加入してもらえない」として役員数を減らし、調整などで決めることに。行事も自由参加のボランティア団体に切り替えた。

 手を挙げる人がゼロの可能性もあるが、「今の親も子どものことは気になる。時間があれば学校に携わりたいと思っている」と期待。それでも人が集まらない行事は中止する、と割り切った。「できないことはできないでいいんです」

 保護者の協力でホームページを開設し、登録した人にはメールで情報を発信して行事参加も募る。登録者数は当初はわずか約50人だったが、100人余りまで回復してきた。

 7月22日には初の本格行事として、保護者約10人が学校の花壇などに花を植えた。娘が1年生という女性(47)は数年前に息子も通っていた。「くじ引きは戦々恐々だった。ボランティアの参加は気楽。やれることで貢献したい」とほほ笑む。

 今後の課題は登録者数をどう増やすか。サポート隊の初代隊長、萩原茂雄さん(61)は、生徒の学力保障で大学と連携できないか模索中という。「子どもたちのための活動を重ねて、サポート隊の存在価値を高めたい」と意気込んでいる。

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