ロボット競技の世界大会で優勝した灘高校(神戸市東灘区)の男子生徒が、小中学生に指導をするオンライン講座が14日、子どもの職業・社会体験施設「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市甲子園八番町)で始まった。ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使い、オリジナルロボットの作る楽しさを伝授した。
「ロボカップジュニア2019世界大会」で優勝した灘高校3年の武藤煕麟さん(18)。キッザニアの夏季企画「新種の生きものロボットを作ろう」の特別講座として出演を決めた。
企画では市販のキットを組み立て、より速く走らせたり、段差に強くしたりと独自性を加える。武藤さんは自身のカブトエビ形ロボットを披露し「足の滑り止めに輪ゴムを使い、脚を少し長くしたら速くなった」などと説明。「何でも試し、何度も挑戦することが大切」と呼び掛けた。
小学2年の男児(7)=東京都=は「武藤さんがどんな風に考えて作ってるかが分かった。もっと速く動くロボットを作りたい」と笑顔で話した。
企画は8月末、特別講座は23日まで。キッザニア甲子園TEL0570・06・4343
(村上貴浩)
