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ぷりん亭芽りんさん
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ぷりん亭芽りんさん

■ぷりん亭芽りんさん(兵庫県伊丹市)

 よわい20にして、落語歴11年。さらには日本語と英語の同時通訳で披露する「英語落語」の数少ない使い手でもある。「何十回と高座に上がっても学ぶものがあって、経験を重ねた今でも、本番前は緊張しっぱなしです」とはにかむ。

 幼い頃、母の影響でマイケル・ジャクソンの歌や洋画で英語に親しんだ。英語を使ったパフォーマンスに憧れていたところ、小学3年のときにテレビで見た「英語落語」に一目で魅了された。「派手なセットはなく、センスと手ぬぐいと話芸だけで観客の想像を引き立たせる。落語はシンプルだけどとても難しい。身体表現の極み」と目を細める。

 初舞台は小学4年。伊丹市内の屋外イベントで、英語のみの短い落語を3本披露した。初めは「分かんねえぞ」と飛んできたヤジが、終わりに近づくと「やるじゃねえか」のエールに変わった。経験を積むと、観客の年齢層や反応をその場で読み取りながら、英語と日本語をうまく使い分けるようになった。昨年の広瀬杯や2月の策伝大賞など、学生タイトルを次々と勝ち取る実力者だ。

 若い女性らしさが光る創作落語にも意欲的に取り組む。異なる癖を持った4人の男にまつわる「四人癖」という作品は、高校時代の友人らのしぐさを微細にちりばめた「JK(女子高生)バージョン」に仕立てるなど、遊び心も忘れない。

 関心は落語にとどまらない。中学時代からプロレス観戦が好きで、現在は同志社大学のプロレス団体に所属し、リングアナウンサーを目指す。

 「ぷりん亭芽りん」という高座名は、縁あって桂文枝さんが名付けてくれた。昨秋に48歳で急死した桂三金さんは、長年の師匠だった。子どもの頃から応援してくれる地元のファンも多い。「高座は一人だけど、この場を支えてくれる仲間と一緒に舞台を作っていきたい」(久保田麻依子)

【メモ】神戸女学院大の英文学科3年。新型コロナウイルスの影響で遠隔授業や落語の動画配信が定着してきた。自宅で飼育する小鳥4羽がリモート授業に乱入するといい、声楽の教諭から「鳥の声の音階はレとミや」と言われたとか。

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