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新たな事業への支援を募る「れおずかふぇ」の看板犬「オズ」と店主の前田浩代さん=西宮市馬場町
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新たな事業への支援を募る「れおずかふぇ」の看板犬「オズ」と店主の前田浩代さん=西宮市馬場町

 介助犬を引退したラブラドルレトリバー「オズ」(雄、11歳)が看板犬を務める「れおずかふぇ」(兵庫県西宮市馬場町)が新型コロナウイルスの影響で来店客の減少に悩んでいる。昨年9月の開店以来、徐々に増えていた客数は4月以降に半減。介助犬の啓発拠点としてもカフェを続けるため、雑貨やオリジナルグッズをインターネット上で販売する新事業を始めようと、クラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。(中川 恵)

 オズは2012年から手足が不自由な人を助ける「介助犬」として働き、19年5月末に引退した。介助犬の貸与や育成を行うNPO法人「兵庫介助犬協会」でボランティアをしていた前田浩代さん(53)=同市=が引き取った。前田さんは19年9月、同協会事務所がある建物1階に空いていたスペースで「れおずかふぇ」を開いた。

 オズは客が来ると「ウォン、ウォン」とほえ、お気に入りの縫いぐるみをくわえて見せびらかしに来る。なでてもらって満足すると、そっと定位置に戻る。前田さんによるとオズは「素直で単純、マイペース。人が大好き」。大型のオズが看板犬をしているおかげで、大型犬を連れた人も来店しやすいと好評だという。

 しかし、新型コロナ禍で人通りは激減した。土日でも数人しか訪れない日もあり、平日もテレワークのためか弁当の売り上げが落ちた。「何か新しいことに取り組もう」とインターネットでオズをイメージしたグッズや犬のおもちゃなどの販売を始めることにした。

 前田さんには「れおずかふぇ」を続けたい理由がある。かつて飼っていたゴールデンレトリバーの「レオ」が若くして死に、介護できなかったことが心残りで「犬の老後を世話しながら過ごせる小さなカフェを開きたい」と思っていた。13年には、夫が脳出血で倒れた。障害が残ると分かった時、介助犬を借りようと同法人に相談。夫は翌年に亡くなったが、ボランティアをする中で、介助犬の引退犬を引き取りたいと思うようになった。数年待って、引退犬「オズ」との縁に巡り合った。

 いくつものピースがぴたりとはまって開店した「れおずかふぇ」。前田さんは「ここは私とオズ、そしてお客さんの居場所でもある。介助犬を啓発する場所としても簡単にはやめられない」と話す。

 支援はCFサイト「GoodMorning(グッドモーニング)」で11月30日まで受け付ける。「れおずかふぇ」は午前11時~午後4時、不定休。れおずかふぇTEL090・6373・7162

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