4月に開校した西宮市立総合教育センター付属西宮浜義務教育学校(兵庫県西宮市西宮浜4)の開校記念式典が13日、同校で開かれた。式典後の記念イベントでは児童生徒会執行部が風船飛ばしやクイズを通じ、1~9年生約500人が交流した。
同校は西宮浜小と西宮浜中を母体とし、学びの連続性を生かし、先進的な教育の研究や発信を目標に掲げる。市内全域から通学でき、来年4月の就学願は今月30日まで受け付けている。
記念式典は新型コロナウイルスの影響で約6カ月遅れて開かれた。三つの波や2羽のカモメがあしらわれた校章の紹介があり、児童生徒会長の有友俊平さんが「1~9年生が一つの船に乗り、未来という同じ目標に向かい進んでいきたい」とあいさつした。金地民樹校長は「新たな歴史と伝統を築く責任者として、さらなる一歩を進めたい」と述べ、開校を宣言した。
続く記念イベントでは、全児童生徒が「元気で明るい学校」「苦手なことも頑張る学校」など、それぞれ目指す学校像を書いた風船を手にグラウンドに集まった。全員でカウントダウンの後「ワンチーム」と声をそろえて色とりどりの風船を空へ放ち、節目を祝った。(中川 恵)
