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中国残留孤児の宮島満子さんの半生を紹介する朗読劇=尼崎市東難波町2
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中国残留孤児の宮島満子さんの半生を紹介する朗読劇=尼崎市東難波町2

 太平洋戦争末期に中国東北部の旧満州に渡った開拓民の歴史を振り返り、残留孤児の苦難について理解を深めるつどいが28日、兵庫県尼崎市東難波町2の尼崎市立中央北生涯学習プラザであった。尼崎の日本語教室で学んだ残留孤児の宮島満子さん(84)=同市=の半生を紹介する朗読劇などがあり、約150人が参加した。

 同市と、中国残留日本人とその家族向けの日本語教室を運営する「コスモスの会」が毎年開催している。

 つどいではまず朗読グループ「ま・どんな」(同市)のメンバー3人が、宮島さんの幼少期からの半生を紹介。9歳のときに家族11人と長野県から旧満州に渡り、終戦後は旧ソ連の攻撃から逃れるため、各地の収容所を転々とした。飢えなどで家族を次々と失い、中国人夫婦に引き取られた後は差別や言葉の壁に悩まされながら生きてきた。生き残った実兄2人と日本で再会するまでに30年近くを有したという。

 その後日本に永住し、残留孤児への支援や謝罪を求めた国家賠償訴訟(2006年)の原告に加わった。15地裁での裁判のうち、神戸地裁で唯一の勝訴判決となった日は「生まれて初めてうれしい誕生日を迎えた」と振り返っていた。

 つどいではこのほか、2世や3世が「親たちの人生を語る」と題して対談した。(久保田麻依子)

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