障害児施設が給付費不正受給 尼崎市が指定取り消し

2020/12/08 05:30

尼崎市役所=尼崎市東七松町1

 兵庫県尼崎市は7日、障害のある子ども向けの施設に職員を適正に配置せず、虚偽報告で給付費を不正に受給するなど児童福祉法に違反したとして、同市東園田町5の児童発達支援・放課後等デイサービス施設「いるか雲」を運営する「T興業」に対し、障害児通所支援事業所の指定を取り消したと発表した。処分は4日付け。 関連ニュース 西宮市で新たに男女9人の感染確認 11日 尼崎で男女6人感染 新型コロナ、11日 県立芸術文化センター職員が新型コロナ感染 公演は通常継続

 市の監査で発覚した。市によると、同社は2017年8月1日~19年7月1日、同法が配置を定める常勤の児童発達支援管理責任者や、子どもの世話をする職員らを置かずに施設を運営していた。人員基準を下回った状態で障害児通所給付費を不正に受給しており、虚偽の申請で指定を受けたり、勤務実績を偽造したりするなど、ずさんな運営が次々と明らかとなっている。
 また市は、同じビルで隣接する同事業所「いるか」についても給付費を不正に受給するなどしたとして、来年1月から6カ月間の新規受け入れ停止処分とした。運営会社の「パァソナルワン」はT興業社長の親族が経営しており、実際の施設運営は一体となっていたという。いるか雲は事業を休止しており、いるかについては児童発達支援サービスのみを継続している。
 市は、不正に受給された金額(加算金含む)として、T興業に約380万円、パァソナルワンに約210万円の返還を求める。(大田将之)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ