2年間の集大成 宝塚音楽学校107期生39人「文化祭」へリハーサル

2021/02/25 20:10

男役と娘役に分かれて歌声を披露する107期生=宝塚バウホール

 タカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市武庫川町)を3月に卒業する第107期生39人が26日から3日間、宝塚バウホール(同市栄町1)で学校生活の集大成となる「文化祭」に臨む。前日の25日、同ホールでリハーサルがあり、コロナ禍で昨春には臨時休校もあったが、余念なく身につけてきた演技やダンス、歌のできを確認した。(大盛周平) 関連ニュース 【写真】和装で日本舞踊を披露する107期生 【写真】優雅なバレエを披露する107期生 あのタカラヅカで究極の習い事 「付属校」で入学式

 同校の文化祭は保護者やファン向けに毎年開催。今回は例年通り3日間で6公演だが、新型コロナの影響で入場者数を絞って実施する。チケットはファン組織「宝塚友の会」の会員を対象に売り出し、既に全公演が完売している。
 3部構成の舞台を約2時間半、本番さながらに通しでリハーサルした。1部は日本舞踊と声楽。和装での舞の後、「誰も寝てはならぬ」などのオペラ音楽や「ベルサイユのばら」の劇中歌からポピュラー音楽までを歌い上げた。2部は中世ヨーロッパを舞台にした演劇で、3部ではジャズやバレエなどのダンスを披露した。
 文化祭を終えると、107期生は3月3日に卒業式を迎える。新型コロナの影響で宝塚歌劇の各公演がずれ込むなどしたため、通常の4月ではなく、6月下旬に始まる宙組公演で初舞台を踏む。

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