手作りラムネ「あまらむね」を尼崎名物に 観光局が商品化

2021/02/27 05:30

関雅雄社長や従業員が手作りしているボールラムネ=尼崎市尾浜町2、岸田商事

 兵庫県尼崎市の新たな名物にしようと、あまがさき観光局は、ラムネ菓子「あまらむね」を商品化し、販売を始めた。老舗ラムネ菓子業者「岸田商事」(尼崎市尾浜町2)のボールラムネを、尼崎城があしらわれた透明のケースに詰めた。カラフルでコロコロとした大粒は、かむと舌でほろりと溶け、甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。 関連ニュース 食パン人気ノンストップ 神戸などに行列店続々 メロンパン 神戸ではなぜ「サンライズ」? 西宮テーマ、五感で楽しむ和菓子8品 動画で紹介、限定販売

 同社は1979年に西宮で創業し、89年に尼崎に移転。かつては機械による委託製造も手掛けていたが、今は昔ながらの手作りで、同社のボールラムネを使った商品が大手通販サイトで人気を集める。卸売りが中心で消費者の認知度が低いため、地元企業の技を広く知ってもらおうと、同局が商品化を企画した。
 あまらむねは直径2センチで、ピーチ、サイダー、アップル、オレンジ風味の4種類。2代目の関雅雄社長は「昔懐かしい甘酸っぱさや、手作りならではの口溶けの良さを楽しんでほしい」と期待し、同局の担当者は「見た目もかわいく手頃な価格で、ホワイトデーの贈り物にぴったりですよ」とPRする。
 税込み380円。あまがさき観光案内所(同市神田中通1)で販売している。3月中旬には東急ハンズあまがさきキューズモール店にも並ぶ。あまがさき観光案内所TEL06・6409・4634
(大田将之)

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