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笑顔で走る上木由紀子さん=丹波篠山市北新町
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笑顔で走る上木由紀子さん=丹波篠山市北新町
トーチと手を高く上げる石橋茂吉郎さん=丹波篠山市北新町
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トーチと手を高く上げる石橋茂吉郎さん=丹波篠山市北新町

 東京五輪聖火リレーで兵庫県の最終日が24日、丹波篠山市の篠山城跡三の丸広場で行われた。新型コロナの緊急事態宣言発令に伴い、公道でのリレーは中止に。同県西宮、尼崎市を走るはずだった28人はそれぞれの思いをトーチに込め、1区間20メートルを走り抜けた。

 「無事に終わりました。すごく楽しかった」とは尼崎市の介護福祉士上木由紀子さん(52)。ポケットには、重い障害があり、13歳で亡くなった娘望愛(のぞみ)さんの写真を忍ばせた。

 さまざまな人との縁を、望愛さんがもたらしてくれたと感じている。重度障害の子を持つ親の仲間たち、今働いている福祉事業所のスタッフたち…。ランナーに選ばれたことも、娘がくれたプレゼントだと思う。

 小雨の降る中で手にしたトーチは想像よりも重たかった。「頑張れ」「ファイト」-。友人たちの寄せ書きを夫が掲げてくれる前で一歩を踏み出した。人から人へとつながる聖火の火は、心から美しいと思えた。

 走り終えて「のんちゃんも喜んでくれたかな。障害のある子たちの思いも乗せて走れたかな」と話した。

 一方、伊丹市の宮ノ前自治会長石橋茂吉郎さん(59)は「わずかな距離でも走れたことで、炎をつなぎ目標に向かうということが実感できた」と振り返った。

 高校教諭を辞めて家業を継ぎ、地域活動に力を注ぐようになった。人と人がつながる大切さを感じてランナーに応募した。会場で多くの人が奮闘する様子を目の当たりにし「一部の人のイベントかと思っていたが、みんなの協力で成立するんだ」と改めて感じた。

 走るために外出を控えるなど感染対策に気を使った。五輪のチケットが当たっているので見たい気持ちはあるが「こればっかりは安全第一ですからね」と話した。(中川 恵)

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