イヌやネコ、タツノオトシゴ… 地図の輪郭からキャラ連想

2021/05/05 05:30

あにあん倶楽部の公式キャラクター「アニワン」(阪神南県民センター提供)

 頭にリボンを付けた雌の子犬。名前は「アニワン」。兵庫県の尼崎、西宮、芦屋市という阪神南地域3市の地図の輪郭を結んだ形から生まれた県の公式キャラクターだ。私は最近知ったばかりだが、実は知るまでにも地図を眺め、ぼんやりと思っていたことがある。…「西宮市だけでも、イヌに見えませんか?」。きょう5日はこどもの日。童心に帰り、阪神間8市町の地形を見ながら、勝手に想像を膨らませた。(村上貴浩) 関連ニュース かつてビールの街、いまや家族連れにぎわう「住みやすい街関西1位」にも ベンツ通り、御用聞き、高額寄進…「日本一の高級住宅地」芦屋・六麓荘町 女性客「かわいー」 キャンプ場の立て札に謎のメッセージ


 アニワンは3市を管轄する県の阪神南県民センターが運営する情報ポータルサイト「あにあん倶楽部(くらぶ)」が発案。7年前に地図を眺めたスタッフが「形がイヌに似ている」とつぶやき、この世に生を受けたらしい。
 実際に地図を見て納得。しかし、思い切って担当者に打ち明けてみた。
 私「西宮市だけでもイヌに見えません?」
 担当者「言われてみれば、そうですね。ただ、私たちの管轄はあくまでも3市なので…」
 西宮市がイヌの形になったのには経緯がある。1925年に市が発足すると、30~60年代にかけて、まず旧武庫郡の村々が編入して「お尻」が出来上がり、北部の旧有馬郡から山口町などが入って「頭」が完成。さらに埋め立て地の鳴尾浜、西宮浜ができて「脚」が伸び、さらに武庫川西岸の田近野町が尼崎市から編入して「しっぽ」になった。
 地図を見ると、トイプードルのような小型犬が、神戸市北区に飛びついているように見えるではないか。
 ただ、確かに尼崎、芦屋市が入った方が、はっきりとイヌに見えなくもない。
■ネコやタツノオトシゴ… 記者が連想■
 全国では、自治体の地形を動物などに例えることで、子どもの学びにつなげようとする絵本も出版されている。アニワンをはじめ、自治体のPR活動に使っている県や市も少なくない。
 全国的に有名な千葉県の公式キャラ「チーバくん」もその一つ。兵庫県内では神河町の地形がハート形に見えるとして、町のキャラ「カーミン」はハート形の頭をしている森の妖精だ。
 とはいえ、阪神間の各市町を単体で例えたものは見当たらない。そこで、勝手に連想してみた。
 【阪神北地域】
 太ったイルカ? 南東部を尾ひれ、三田市大川瀬など北西部に膨らんだ部分をくちばしに見立ててみた。
 【尼崎市】
 鳥類型の恐竜?。南に伸びるのは長いくちばしか。
 【西宮市】
 言うまでもなく、イヌ。
 【芦屋市】
 東西たった2キロ。超細長の地形はまさに!マーク。
 【伊丹市】
 西へ駆けるイノシシ。
 【宝塚市】
 南へ飛びかかるネコ。
 【川西市】
 東を見つめるタツノオトシゴ。
 【三田市】
 東へ泳ぐフグ。
 【猪名川町】
 西向きに立ち上がるイヌ。西宮と似ているような。
    ◇
 人によって捉え方は自由。想像力を膨らませ、地理や地形への関心を高めてほしい。

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ