五輪メダリストの朝原さん 小学生に走るコツ指導 西宮

2021/07/02 05:30

ダッシュの仕方を学ぶ子どもたち=西宮市瓦林町、瓦林小学校

 子どもにスポーツの楽しさを知ってもらおうと、オリンピックなど第一線で活躍する陸上選手4人が直接指導をする公開授業が1日、兵庫県西宮市立瓦林小学校(同市瓦林町)であった。北京五輪銀メダリストの朝原宣治さん(49)が、5年生122人に足が速くなるためのダンスや走るコツを教えた。 関連ニュース 武井壮さん「五輪をやっても大丈夫と国民が思える状況になれば」 聖火リレーに参加 聖火リレー2日目 紀平梨花さんら113人がつなぐ 兵庫県 聖火リレー2日目 丹波篠山で午後1時スタート

 朝原さんが主宰する運動・陸上クラブ「NOBY T&F CLUB」が初めて企画。新型コロナ禍で子どもの体力低下が懸念される中、同市の校長会に呼び掛けて実現した。
 「速く走るには姿勢をきれいに保ち、足先だけでなく、股関節から前に出すことに気をつけて」と朝原さん。その練習として、児童らは太ももを上げ下げしてからダッシュしたり、床に手をついた状態で進んだりし、転んでも元気な笑顔を見せて取り組んだ。
 同クラブが子ども向けに制作した動画「足が速くなるダンスwith NOBY」を使ってダンスも楽しんだ。音楽に合わせて腰を「S」字状にくねらせるなどすることで、室内でも全身運動をして体幹を鍛え、リズム感も養えるという。
 体験した女児(10)は「朝原さんの説明は分かりやすかった。50メートルでは8秒台を出すのが目標」とほほ笑んだ。(浮田志保)

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