鉄道グッズの人気加速 阪神間の各社、オンラインで販売

2021/07/06 05:30

武庫川線で野球をテーマにした新車両(提供)

 阪神間の鉄道各社がオンラインでのグッズ販売に力を入れている。新型コロナ禍でも鉄道グッズの人気は根強いといい、オンラインショップに参入する社が増えている。(村上貴浩、久保田麻依子) 関連ニュース 【写真】阪神電鉄のオリジナルタオル 【写真】4月に引退した阪急電鉄「3100系車両」 【写真】阪神電鉄・武庫川線で野球をテーマにした新車両


 阪神電鉄は、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)付近の「武庫川線」で運行を始めた新車両のオリジナルグッズの販売を7日から始める。車両は球場やプロ野球・阪神タイガースをイメージしており、車両全体を描いたハンカチやクリアファイルなど4種類をオンラインショップや駅で販売する。
 阪神電鉄は昨年6月から武庫川線で「野球」をテーマに4種類のデザインを施した車両を運行。阪神タイガースをモチーフに黄色の背景に黒いラインを引いたり、甲子園球場をイメージして緑色の背景に白いラインを引いたりしている。
 グッズはA4判のクリアファイル(いずれも税込み400円)▽アクリルキーホルダー(750円)▽マフラータオル(1300円)▽タオルハンカチ(550円)。
 販売は阪神電鉄の子会社が運営する「鉄道甲子園オンラインショップ」と、大阪梅田、尼崎、甲子園、御影、神戸三宮、新開地駅の各駅長室。数量限定で売り切れ次第終了する。問い合わせは阪神電鉄運輸部営業課TEL06・6457・2222

 北摂地域を走る能勢電鉄(同県川西市)が、引退列車の記念商品や子ども向けのオリジナルグッズを扱う公式オンラインショップ「のせでんショップ」を開設した。約40種類を扱い、開設記念の限定コレクションカードをプレゼントしている。
 同社のオリジナルグッズは、これまで一部の駅やイベントを中心に販売していた。しかし、新型コロナでイベントの中止が相次ぐ中、遠方のファンからも要望の声を受け、オンライン販売を決めた。
 グッズは、4月に引退した「3100系車両」と、運行60周年を迎えた「1700系車両」にちなんだキーホルダーやメモリアルブック▽キッズ向けのスプーンやTシャツ、リュックサック-など約40種類を販売している。
 引退記念の商品は早くも売り切れが出ている。担当者は「遠方でなかなか来られない鉄道ファンの方や、能勢電鉄にゆかりのある方々に親しんでもらいたい」と利用を呼び掛けている。
 限定コレクションカードは、無くなり次第終了。ホームページから「のせでんショップ」と検索する。
 問い合わせは同社鉄道統括課TEL072・792・7810

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ