未来の伊丹に「あったらいいな」を彫刻で 伐採の木使ってワークショップ

2021/07/11 05:30

新庁舎整備のために伐採されたクスノキ。左手前に市庁舎がある(伊丹市提供)

 兵庫県伊丹市役所(同市千僧1)の建て替えに伴い伐採されたクスノキを活用して、近未来の伊丹に建ててみたい建築物を彫刻で表現するワークショップが22~24日、東リいたみホール(同市宮ノ前1)で開かれる。伊丹市在住の小学生以上が対象で、各日24人。18日締め切り。 関連ニュース 三田国際マスターズマラソン PR動画に小林祐梨子さん フィギュア女子・北京五輪テスト大会 紀平欠場、三原が代替出場 宝塚歌劇月組のミュージカル「LOVE AND ALL THAT JAZZ」開幕

 「市の木」に指定されているクスノキは、市役所北側の緑地広場に林立していたが、新庁舎建設のため19年末に伐採された。新庁舎は22年秋に完成予定で、彫刻家の三沢厚彦氏と棚田康司氏が、伐採されたクスノキを活用した作品が設置される。今回は子どもや市民向けのアートプロジェクトの一環として、クスノキの角材を使ったワークショップが企画された。
 テーマは「未来の伊丹」。「ロケットの打ち上げ台や豪華なお屋敷など、100年後に『伊丹にあったらいいな』と思う建物を自由な発想で創作してもらいたい」(担当者)とし、棚田さんがデザインや工具の使い方のアドバイスをする。完成した作品を並べて“近未来のまち”をイメージした展示会もある。
 ワークショップは、午前の部=午前10時~午後4時▽午後の部=午後1~6時。展示会は25~26日。小学生は保護者同伴。申し込みは同市立美術館TEL072・772・7447
(久保田麻依子)

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