競泳代表、練習を公開 ベラルーシとウクライナ 尼崎で事前合宿
2021/07/19 05:30
書道体験で「水」という文字を和紙にしたためる選手たち=県立尼崎スポーツの森
東京五輪出場のため、兵庫県尼崎市内で事前合宿をしているベラルーシ、ウクライナの競泳代表14人が18日、県立尼崎スポーツの森(扇町)で練習を公開した。親子約130人が見学に訪れ、一流選手の力強い泳法を食い入るように見つめた。
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選手団はベラルーシが10人、ウクライナが14人で、共に施設の50メートルプールで練習している。歓迎イベントもあり、ウクライナのドロフェエバ・エレナ選手は「2年前に尼崎で合宿し、私たちも良い流れで来ている。今回も練習できることは本当に光栄」と話した。
代表児童が選手に質問するコーナーもあり「日本食で食べたいものは?」との問いに、選手は「ツナのおにぎり」と返答。「バタフライの練習でポイントは?」と聞くと「何よりも泳ぐのを楽しむこと」と助言した。選手らは書道を体験したり日本食を味わったりして記念撮影も楽しんだ。
スイミングスクールに通う小学3年の女子児童(8)は「タイムを少しでも短くできるよう練習を頑張りたい」と笑顔。小学5年の男子児童(11)は「五輪代表の話を聞けて貴重な体験だった」と話した。
24日からウクライナのアーティスティックスイミングチームが練習を始める。(竹本拓也、村上貴浩)