五輪男子高飛び込み 玉井陸斗君、ガンバレ 地元住民が特製うちわで応援

2021/08/05 05:30

玉井陸斗を応援する特製うちわを持つ高司小学校区まちづくり協議会の津国千恵子事務局長(左)と平石美佐子副会長=宝塚市高司2、高司中学校

 東京五輪男子高飛び込み(6日予選)に出場する兵庫県宝塚市立高司中学校3年の玉井陸斗(14)を応援しようと、高司小学校区まちづくり協議会が特製うちわ500本を作った。玉井が両手を広げて飛び込む勇姿を描き、好演技への願いを込める。 関連ニュース 玉井入賞、うちわで祝福 地元の子どもらTV観戦 東京五輪男子高飛び込み 鉢巻き、うちわ…応援グッズが続々登場 スタンドから選手にエール 「県政って?」学生ぶっちゃけ 「知るきっかけは『うちわ会食』」関学大生が辛口トーク

 玉井の五輪出場決定後、協議会役員らは「地域から五輪選手が誕生するのは珍しい。自分たちの手で何かできないか」と話し合った。各家庭で試合を観戦しながら声援を送ってもらおうと、うちわを思い付き、デザインは協議会の津国千恵子事務局長が考案。7月に出来上がった。
 表に「Do it(頑張ろう)」の文字と共に、飛び込み台に立つ玉井の姿を描いており、裏には「私たちも陸斗選手の熱い夏を応援します」「頑張ってね」などとメッセージを添えている。
 高司中学校の生徒や教員のほか、地元のスポーツクラブ21などに無償で配布した。協議会の平石美佐子副会長と津国事務局長は「夢の舞台をかみしめ、楽しみながら貴重な経験を積んでほしい」とエールを送る。(西尾和高)

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