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完成した栗チップス
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完成した栗チップス

 「手間はかかるけど、栗チップスはおいしいで」

 -栗チップス!?

 収穫の最盛期を迎えている「北摂栗」の取材で、兵庫県川西市内の栽培農家におすすめの調理方法を聞いたところ返ってきた答えに、動きが止まった。ゆで栗や焼き栗、栗ご飯などはおなじみの食べ方だが、チップスとは思いも寄らなかった。

 同県伊丹市内の農産物直売所で、取材した農家さんが出荷し、記事でも取り上げた高級品種「銀寄(ぎんよせ)」を見つけて迷わず購入。栗の名産地・同県丹波篠山出身のデスクも食べた経験がないとのことで、「ぜひやってみよう」ということになった。

 ぬるま湯にしばらく浸し、一粒ずつ包丁で硬い表皮をむく。身が小さくなるのがもったいないので、渋皮をむかずに薄切りに。作業は単純だが、確かに手間だ。熱した食用油で揚げると、香ばしい匂いが漂ってきた。

 後輩記者と2人で約1時間半かけて、ようやく完成。塩をふって、一つ口に運ぶ。果たして、うまい。パリッとした食感の後で栗の甘みが広がった。

 収穫期、取材した農家は急斜面などに落ちた栗を毎日朝から夕方まで手作業で拾い集める。その後は、あの凶器のようなとげとげが無数に生えたいがから、実を取り出す。さぞ大変だろう。

 忙しい日々を過ごしていると、つい手軽さを求めてしまう。時には生産者の苦労を思いながら、手間をかけて料理し、じっくり味わうのもいい。食のありがたさを実感した。(斎藤雅志)

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