“西洋ススキ”風に揺れ秋演出 パンパスグラスの穂膨らむ 西宮・北山緑化植物園

2021/09/06 05:30

秋めく空の下で揺れるパンパスグラス=北山緑化植物園

 「西洋ススキ」とも呼ばれるパンパスグラスが、兵庫県西宮市北山町の北山緑化植物園で穂を膨らませている。5日は好天に恵まれ、雲がたなびく青空と美しいコントラストを描き、秋めく雰囲気を演出していた。 関連ニュース 風になびく黄金の穂 上山高原のススキ見頃 20年前から復元に取り組み 陽光浴び銀色に輝く草原 砥峰高原のススキ見頃 神河町 <ひとはく研究員だより>橋本佳延主任研究員 六甲山地・東お多福山 ススキ草原、守るには

 パンパスグラスは南米などに分布するイネ科の多年草。同園では例年、8月中旬から出穂し、11月まで見頃が続くという。
 9月最初の日曜となったこの日、園内では行楽に訪れた親子連れの姿が見られ、子どもらは穂の間を飛び回るトンボを夢中で追い掛けていた。
 公務員の男性(59)は「ふわっとした穂がとても涼しげ。風が心地よく、過ごしやすくなってきた」と、夫婦で散策を満喫していた。(大田将之)

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