百貨店でオリジナルカレーの売り上げ競う 総合グランプリは梅花女子大

2021/09/16 05:30

梅花女子大の「梅花エレガンスカレーソース」

 阪神間を中心とした5大学の学生がテークアウト用のオリジナルカレーを作って販売し、売上高を競う初の「宝塚カレーグランプリ」が、兵庫県宝塚市栄町2の宝塚阪急で開かれた。学生たちはレシピの開発から値段設定、接客の仕方までアイデアを出し合って出店。スパイスや具材の野菜にこだわった“逸品”ばかりで、3日間で74万6600円を売り上げた梅花女子大(大阪府茨木市)が総合グランプリに輝いた。(西尾和高) 関連ニュース 【写真】サスティナブル賞の「大豆ミート使用!特製キーマカレー」 【写真】バラエティ賞の「夏野菜のキーマカレー」 【写真】アイデア賞の「和牛コフタカレー」

 他に参加したのは、園田学園女子大(尼崎市)▽武庫川女子大(西宮市)▽甲子園大(宝塚市)▽羽衣国際大(堺市)。
 コロナ禍で学生の実践活動の場が減っているため、園田学園女子大と宝塚阪急が初めて企画した。管理栄養士や調理師を目指す学生延べ約150人が参加。各大学は8月26~31日、前半と後半3日間ずつ2組に分かれて出店し、601~1080円で店頭販売した。
 総合グランプリに選ばれたのは、梅花女子大の「梅花エレガンスカレーソース」(1080円)。学生たちが野菜と果物をたっぷり使って開発し、トウモロコシやブロッコリーなどの具材や、ご飯の盛り付けの華やかさも人気を集めた。
 食文化学部3年の八島明さん(20)は「何度も失敗を重ね、今までになかった女性向けカレーソースが完成した。ゼミのみんなで力を合わせて作ったので、大きな賞を獲得でき、うれしい」と喜んだ。
 準グランプリは、羽衣国際大の「羽衣国際スパイスカレー」。サフランライスにすみれの食用花を載せた本格カレーで、16万7740円売り上げた。
 子どもから年配まで食べやすい甘口カレーに仕上げた武庫川女子大の「大豆ミート使用! 特製キーマカレー」は、持続可能を意味する「サスティナブル賞」に輝いた。
 毎日メニューを変えた甲子園大の「夏野菜のキーマカレー」など3品はバラエティ賞、和牛のうまみを生かした園田学園女子大の「和牛コフタカレー」はアイデア賞だった。

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