「はやぶさ2」帰還カプセル 尼崎で関西初公開へ
2021/09/19 05:30
2020年12月、オーストラリアの砂漠に無事着地したカプセルが回収された(宇宙航空研究開発機構提供)
小惑星りゅうぐうの砂を地球に持ち帰った宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」の帰還カプセルが10月8~12日、兵庫県尼崎市東桜木町の尼信会館で公開される。全国巡回展の一環で、関西では初めて。市や尼信地域振興財団などが完全予約制で観覧希望者を募っている。(竹本拓也)
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はやぶさ2は2014年12月に地球を出発した。19年2月に初着陸して表面物質を採取し、同7月の第2回着陸では地下試料の採取にも成功した。昨年12月、カプセルは約6年の旅を終えてオーストラリアの砂漠に着地、回収された。
今回は、カプセル本体に当たる「インスツルメントモジュール」や大気圏突入時の高熱から内部を守った「背面ヒートシールド」、着陸時に用いたポリエステル製パラシュートなど計7点を展示する。小惑星りゅうぐうの4500分の1の3D形状モデルもある。
入館無料。午前10時~午後5時半。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、15分ごとに40人を目安に入場する。
予約は専用サイト(https://www.hot‐link.jp/index.php/hayabusa2‐amagasaki)か、平日午前10時~午後5時にコールセンター(TEL06・4795・5945)から申し込む。