かつての梅園、面影香る 宝塚市宝梅
2021/09/24 05:30
民家にある梅の木(右下)。春には花が咲く=宝塚市宝梅1
歩いていると標識が目に飛び込んできた。兵庫県の「宝塚市宝梅」。もしや宝塚に梅?
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住人の59歳男性に聞くと、戦前まで一帯には梅園が広がり、それが地名の由来になったそうだ。今や住宅地となったが、男性の庭には1本の梅の木が。
「父親が30年前に植えたものだけど、地域で見られなくなった1本として大切にしたい」
市によると、宝塚の地名は「そばで物を拾うと幸せになる塚(古墳)があった」との言い伝えが基になっているが、塚の場所は宝梅地区を含め、市内各地で伝承が残るらしい。(浮田志保)
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