会場にはじける笑い声、舞台裏では隠せぬ緊張 新人お笑い大賞の表と裏

2021/09/29 05:30

「漫才・コントなどの部」で大賞に輝いた「オノマトペ」のあるとさん(左)と山元まおさん=アルカイックホール・ミニ

 若手芸人の登竜門として定着した兵庫県尼崎市の「新人お笑い尼崎大賞」の本選会が26日、アルカイックホール・ミニ(昭和通2)であった。笑い声のはじける会場と、緊張感に包まれた舞台裏にカメラを向けた。 関連ニュース ひょうご本大賞に「あの日、小林書店で。」 尼崎の小さな本屋巡る小説 阪神タイガース、2軍施設オープンへ「マジック」点灯 100日前で尼崎の商店街 尼崎→西宮→尼崎「お帰り」 <ヒロシマ・ナガサキ 今こそ伝えたい 県内被爆者インタビュー>(12)葛下友和さん(98)三田市 体験向き合えるまで半世紀


 尼崎市文化振興財団などでつくる実行委員会の主催で22回目。大賞には、漫才・コントなどの部で2人組の「オノマトペ」、落語の部で無敵亭大我(むてきていたいが)さんが輝いた。これまで芸人の友近さんや、ゆりやんレトリィバァさんが入賞している。
 今年は両部門合わせて187の応募があり、映像審査による予選で選ばれた漫才・コントなどの部10組と落語の部6人が本選会で芸を披露。観客を笑いの渦に巻き込んだ。
 3回目の挑戦で大賞を手にした「オノマトペ」のあるとさん(23)は「やっと結果を出すことができた」と目を細め、山元まおさん(23)は「子どもたちに人気の芸人を目指す」と目標を語った。(斎藤雅志)

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