川西でダリア1000株が見頃 朝晩の寒暖差で色づきに磨き

2021/10/16 05:30

ピンク色の大輪をつけたダリア=黒川ダリヤ園

 「日本一の里山」と呼ばれる兵庫県川西市黒川地区の「黒川ダリヤ園」で、約360種類・千株のダリアが見頃を迎えている。10月を過ぎても暑さが続き、寒冷地を好むダリアにとって“試練”の年となったが、朝晩の寒暖差で色づきが増しているという。今月いっぱいまで楽しめる。 関連ニュース 高原に夏の訪れ、霧を彩る六甲山のニッコウキスゲ 牧野富太郎命名、ヒメアジサイも鮮やかに 大輪のハス、水辺で涼 夢前町のハス園、砥堀の畑…多品種、次々と開花 ピンク、紅色、白色…ハスが見頃 大阪、空海ゆかりの盛松寺

 例年約1万3千人が来場する人気のスポットで、黒川地区の住民ら約20人が管理・運営している。地名のつながりが縁で交流があり、ダリアの名産地である山形県川西町から株を買い付けており、毎年3分の1ほどが新しい品種に入れ替えられる。
 ダリアは背丈や花の形が多様で、来場者は間近で観察したり、撮影を楽しんだりしていた。園代表の目加田一作さん(77)は、「水やりに苦労したが、今年もたくさんの花が咲いてくれた。冷え込みが強まるこれからは色味もどんどん増してきます」と語った。
 11月3日まで、午前9時~午後4時。高校生以上は300円の協力金を呼び掛けている。同園TEL072・702・7830
(久保田麻依子)

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