衆院選・兵庫7区 立候補者に聞く 三木圭恵氏(55)維・元
2021/10/22 05:30
三木圭恵氏
■課税制度など根本改革
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キャッチフレーズは「実行力」。日本維新の会には草創期から所属し、大阪で進む改革のスピード感を目の当たりにしてきた。
私立高校の授業料や学校給食の無償化、子どもの医療費の助成拡充…。「大阪はすごく変わった。維新の実行力が国の制度も動かしてきた」と語る。
2012年の衆院選に兵庫5区から立候補し、比例復活で初当選。しかし14年に落選し、17年には出身地の兵庫7区へ国替えしたが再び敗れた。この6年間、毎朝欠かさず街頭に立ってきたという。
目指すのは5年先、10年先に子どもや高齢者が安心して生活できる国だ。「日本は少子高齢化に対し、小手先の対策しかしてこなかった。このままでは破綻が避けられない」と危機感を強める。
「日本再生」を掲げて税や社会保障、労働市場の抜本的な改革に「正面から取り組む」と強調。賃金への課税を減らし、働けば働くほど手取りが増える仕組みを提案。現役世代に集中する社会保険料の負担軽減策も打ち出した。「安心して結婚や子育てできる社会を必ず実現する」と力を込めた。(山岸洋介)
【メモ】三木圭恵(みき・けえ) 西宮市出身。夫と社会人の娘2人の4人家族。コロナ禍で外出機会が減り、自宅での筋トレが日課に。「政治家は体力勝負。年齢に負けないぞ、と動画サイトでトレーニング法の動画を見ながら体を動かしている」という。趣味は書道とピアノ。心を落ち着かせたいときはショパンを弾き、行書の古典「蘭亭序」を臨書する。座右の銘は「無私の奉仕」。
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