選挙に行こうよ 子育て世代中心に政治テーマの意見交換会

2021/10/28 05:30

子育てや教育と政治の関わりについて話す参加者=西宮市市民交流センター

 衆院選に合わせ、市民が政治を気軽に語り合う「政治のおしゃべり会 選挙に行こうよ」がこのほど、兵庫県西宮市高松町の市民交流センターであった。子育て世代を中心に男女15人が参加。教育や育児にまつわる話題を入り口に、政治への注文や関わり方について自由に意見を交わした。 関連ニュース 首相進退「本音分からぬ」 自民・斎藤前経産相 「首相は選挙大敗の責任を」 自民・小林氏、重ねて要求 首相進退「自身で決断を」 自民・小林氏、大敗の引責


 女性の自立を支えるNPO法人「a little」(ア・リトル)が「敬遠しがちな政治の話を、安心して語り合える場に」と開催。ほぼ毎月さまざまなテーマで開く「つどいの場」の一環として広く呼び掛け、市議や政党関係者も訪れた。
 参加者は「転職が決まり、子どもを保育園に預けられるか不安」「小学生の子どもが『授業に遅れるのが怖い』と追い詰められている」などと身近な状況を紹介。進行役が「待機児童のこと、もっと本気で取り組んでほしいよね」などと政治や行政に話を展開させ、やりとりを重ねた。
 選択的夫婦別姓やジェンダーギャップも話題になり、参加者は互いの意見に耳を傾けた。終了後、女性会社員(37)=西宮市=は「政治は一人一人の生き方に深く関わっているのに、身の回りで話題になりにくい。自分の言葉で語り合い、政治を少し身近に感じた」と語った。
 企画した坂口裕子さん(44)は「政治も社会もすぐには変わらないけど、よりよい未来をつくりたい。投票はその第一歩で、今日の話が判断材料になればうれしい」と話した。(山岸洋介)
【特集ページ】衆院選2021

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