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オンライン勉強会で紹介された防災教材「クロスロード」
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オンライン勉強会で紹介された防災教材「クロスロード」

 新型コロナウイルス禍を機に防災教育を見直そう-。そんなテーマを掲げ、小学校教諭らでつくる「西宮・尼崎の防災教育を考える会」がこのほどオンライン勉強会を開いた。兵庫県内外から行政職員や小学校教諭ら約40人が参加し、コロナ禍で生まれた分散型の避難訓練のほか、感染症の拡大を災害として取り入れた防災教材などについて話し合った。

 同会は西宮市立小学校の恒吉泰行教諭(33)と曽川剛志教諭(47)が、防災教育の教材や手段を議論して普及させようと、2019年に発足させた。

 勉強会前半では、新型コロナの感染拡大により、小学校などで全校一斉の避難訓練が難しくなっている現状を取り上げた。そんな中、夙川小学校では、緊急放送や訓練終了後の校長の講話を動画で見せることで、学年ごとの訓練を可能にしていると伝えた。

 恒吉さんは「コロナ禍が今までの定型的な訓練を見直すきっかけになっている」とし「動画や情報通信技術(ICT)を活用して、先生と子どもたちが臨機応変に対応できる準備が必要」と話した。

 また、曽川さんは阪神・淡路大震災がきっかけで作られたカードゲーム形式の防災教材「クロスロード」を紹介。災害時を想定した問題を出して、子どもたちが「YES」「NO」の二つのカードで答える。絶対的な正解はなく、困難な状況を想定しながら話し合い、どんな知識や準備が必要かを学ぶためのものだ。

 会場では「両親から『熱がある』という連絡がありました。リビングに入れますか? 入れませんか?」とコロナ禍を取り入れた例題を挙げ、教材の使い方や効果を共有した。

 参加者からも「仲の良い友達がコロナに感染した。人づてに、カラオケに行って感染したことを知った。友達との関係を続ける? 距離を置く?」などの問題が提案された。

 曽川さんは「コロナ禍という身近な災害を教材にして、子どもたちが『わが事』として防災学習に取り組めるようにしたい」と話した。(村上貴浩)

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