元気に「いらっしゃいませ」 尼崎・杭瀬市場で園児が接客に挑戦
2021/11/22 05:30
接客を体験する園児ら=尼崎市杭瀬本町1
兵庫県尼崎市立杭瀬幼稚園の園児たちが店で接客を体験するイベント「リアルお店屋さんごっこ~商店街と子育て世代を結ぶ」が杭瀬市場周辺(同市杭瀬本町1)であった。5、6歳児27人が5班に分かれて鮮魚店や食堂など5店を巡り、客や保護者らが買い物を楽しんだ。
関連ニュース
ひょうご本大賞に「あの日、小林書店で。」 尼崎の小さな本屋巡る小説
阪神タイガース、2軍施設オープンへ「マジック」点灯 100日前で尼崎の商店街 尼崎→西宮→尼崎「お帰り」
<ヒロシマ・ナガサキ 今こそ伝えたい 県内被爆者インタビュー>(12)葛下友和さん(98)三田市 体験向き合えるまで半世紀
「ツナ缶は何でできていますか?」「豆腐は何から作られているでしょう?」。園児たちはまずお店の人からクイズ形式で食材の知識を学んだ後、「いらっしゃいませ」「お魚はどうですか」などと大きな声を出して接客に挑戦した。
このイベントは、子育て世代の買い物客を増やそうと、尼崎商工会議所青年部が企画。園児たちは頑張ったご褒美に千円分の限定通貨を受け取り、後日、保護者と一緒に買い物ができる仕組みにした。
「商店街の魅力を再確認してもらい、実際に足を運んでほしい」と青年部の越山裕之(ひろし)委員長(49)。杭瀬幼稚園の男児(5)は「焼きそばを上手に焼けたから楽しかった」と笑顔を見せた。(浮田志保)