エフエム宝塚の2番組が最優秀賞 12日に再放送 給食の「きな粉揚げパン」、人気の秘密に迫る
2021/12/11 17:55
2部門で最優秀賞を受賞し、表彰を受けたエフエム宝塚の島岡豊番組統括(左)と柏谷百合子さん(エフエム宝塚提供)
近畿地方のコミュニティーFM局が加盟する日本コミュニティ放送協会(JCBA)近畿地区協議会が主催する「第23回JCBA近畿コミュニティ放送賞」で、エフエム宝塚(兵庫県宝塚市)の2番組が2部門で最優秀賞に輝いた。コロナ禍で取材や制作に制約がある中での受賞に、担当者は「聴く人が少しでも楽しめるようにと心を砕いたことが評価されたのでは」と話す。
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受賞作品は12日午後3時から再放送される。
情報教養部門ではafternoon VIEW(月、火、木曜午後3~6時)の「アルナイ★リサーチ」で放送した番組が受賞した。市内の小学校給食で提供される「きな粉揚げパン」の人気の秘密にパーソナリティーの岸ゆき子さんが迫り、丸橋小学校で実際に作って食べたり、調理員や児童に話を聞いたりした。また、岸さんは「パーソナリティ賞」にも輝いた。
娯楽部門で受賞したのは水曜午後8~9時の「学天即のジャージですよ」で放送した作品。宝塚市出身の漫才師ガクテンソクが、「セクシーすぎるウグイス嬢」として活躍する藤生恭子さんと一緒に野球のアナウンスにまつわる用語や「あるある話」を交え、好きを仕事につなげる極意を伝えた。
番組統括の島岡豊さん(47)によると、コロナ禍による緊急事態宣言で地元のイベントが中止になる中、地域と共に歩むコミュニティーFM局はどこも番組作りに苦労したという。「ラジオを聴く間くらいはしんどい状況を忘れて楽しんでほしい」。受賞した2番組はそんな思いで制作したといい「うれしい。今後もリスナーに元気を届けたい」と話した。(中川 恵)