迅速な初期消火など連携 先月完成の大型物流施設火災想定し訓練 猪名川町

2021/12/17 05:30

大量に放水される中で活動する消防隊員=猪名川町差組

 11月に完成した兵庫県猪名川町の大型物流施設「プロロジスパーク猪名川1」で16日、大規模倉庫火災を想定した消防訓練があった。猪名川町と同県川西市、宝塚市の各消防本部から消防車など8台と隊員計33人に加え、県消防防災航空隊のヘリコプター1機と隊員6人が参加。迅速な初期消火と人命救助に向けて連携を深めた。(斎藤雅志) 関連ニュース 岩手・大槌の復興願う「デコ鮭」 故西田敏行さんや梅沢富美男さんも制作 宝塚で200点展示 深紅、イロハモミジが織りなす秋の風景 三田の深田公園 中学の部活地域移行 市内で説明会始まる 競技など2025年3月にも周知 保護者「子ども活躍の場、確保を」


 同施設は地上6階、延べ床面積約22万平方メートルで、工具インターネット通販の大手企業の物流拠点となる。
 訓練は、倉庫3階で火災が起こり、従業員1人が逃げ遅れたという想定で実施。消防防災ヘリが施設の上空でホバリングしながら要救助者をロープで引き上げ、地上では消防隊員がはしご車を使って放水した。
 向井文雄・猪名川町消防長は「大規模倉庫火災は、可燃物が多い上に窓などの開口部が少なく、初期消火が非常に重要。今後も定期的に訓練をしたい」と話した。

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ