映像ロケにも手を出した! 記者たちの番組制作 18日18時から生配信

2021/12/17 17:28

阪神総局への応援コメントを寄せる宝塚市の観光大使「サファイア」の御手洗菜々さん(左)と阪上雅日さん=宝塚市内

 衆院選取材が終わり、神戸新聞阪神総局につかの間の平穏が訪れていた11月中旬、記者たちは本社とのオンライン会議で、上層部からある計画を伝えられた。 関連ニュース 「卵かけご飯」が3位に 「兵庫県」と一緒にググったワードランキング なんで? 記者がドラマで神戸愛をアピール 動画でお国自慢対決企画、18日に生配信 アートとデジタルがタッグを組んだオンライン展覧会HUAHUAとは?リアル集客につなげる仕掛けも

 「兵庫県内各地の『お国自慢』の動画リポートを作って、人気投票をします」
 それは12月18、25日にオンラインで生配信される自社イベント「神戸新聞フェス2021」の看板企画だ。
 新聞記者にとって、リポート動画の制作はまったくの畑違い。取材や写真撮影の経験値は高くても、テレビ番組のスタッフや人気ユーチューバーのような編集スキルは持ち合わせていない。NHKの人気アニメにならうなら「映像ロケには手を出すな!」が正直な気持ちだった。
 それでも、サラリーマンだからやるしかない。地域に根を張って取材をしている地元紙記者としてのプライドもある。
 決意を固めてドタバタと議論した末、阪神地域のお国自慢とするテーマを決めた。ならではのグルメと、今こそと盛り上がりを見せるアクティビティだ。チームの応援に、宝塚市の観光大使「サファイア」の2人も出演してくれた。
 撮影や編集に2週間をかけ、入社1年目の記者がリポーターを務めたり、編集デスクも出演陣に加わったりした。普段から動画投稿サイト「ユーチューブ」を視聴している若手記者たちが、場面ごとに引き立つテロップも手掛けた。手前みそながら、地域への親しみや愛着が伝わる自信作に仕上がった。
 県内の6チームが登場する「お国自慢」の予選は18日午後6時から生配信される。阪神総局の出番は午後8時ごろになる。配信中に視聴者からの投票を受け付け、予選を勝ち抜いた3チームが25日午後7~8時半からの決勝に進む。
 みなさま、応援よろしくお願いします。(阪神総局)

「お国自慢」の特設サイトはこちら→https://kobenp-fes.jp/okunijiman/

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