心和らぐギャバ入りジェラート 園田学園女子大生、高砂の会社と開発 ザクロ、ラズベリーで爽やか
2021/12/22 05:30
学生らが開発したジェラート「やすらぐ果実 ザクロラズベリー」=神戸市内(提供)
園田学園女子大学人間健康学部食物栄養学科(兵庫県尼崎市南塚口町7)の学生らが、ザクロとラズベリーを混ぜ合わせたジェラート「やすらぐ果実 ザクロラズベリー」を開発した。心のストレスを和らげ、リラックス効果があるとされるアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)成分」を配合。甘酸っぱく爽やかで、食べやすい。(西尾和高)
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管理栄養士を目指す1年生21人が高砂市の鶏卵販売加工会社「籠谷(かごたに)」と共同開発した。昨年8月にも体に優しいオリジナルマヨネーズを製造し、好評だった。再度、大学側が新商品の開発を呼び掛けたところ、籠谷が製造販売するジェラート作りが決まった。
今年6月、大学でジェラートを学ぶ勉強会を開き、学生たちが実際に試作するなどした。原材料には、実が色鮮やかで美しく「美容や健康に効果がある」とされるザクロ、ラズベリーを選んだ。コロナ禍で強いストレスを感じる人が多いため、リラックス効果を狙ってギャバ成分を取り入れた。強い酸味と苦味があるかんきつ類のジャバラのほか、甘さと対比させるために塩こうじを使うことも提案した。
11月末に完成。学生たちは籠谷の卵とジェラートを取り扱う神戸などの2店舗に出向き、販売促進にも取り組んだ。籠谷は「新しい発想で生まれた商品で、売り上げは好調」と手応えを語る。
園田学園女子大学の学生(19)は「100点満点の完成度。これからシーズンが本格化する受験生にも食べてもらい、合格を目指して頑張ってほしい」と話す。
120ミリリットル、350円(税込み)。「yellow神戸元町店」(神戸市)と「yellow高砂店」(同県高砂市)で販売。籠谷TEL079・442・2405