西宮市長選 自民系市議が新たな候補擁立検討 会派方針に不満、離脱へ

2022/02/28 21:02

西宮市役所=西宮市六湛寺町

 西宮市議会の最大会派「政新会」に所属する市議2人が28日、会派を3月1日付で離脱する方針を明らかにした。政新会は自民党系で、市長選(3月27日投開票)では有志が現職の石井登志郎氏を支援する方針を決めている。 関連ニュース 伊丹市長選、中田県議が立候補を正式表明「まちの良さをブランド化する」 宝塚市の山崎市長が1期期限りで退任 4月予定の市長選に立候補せず 藤原伊丹市長、5期限りで退任へ 次期市長選、後継指名なしか 空港活性化や市役所建て替えに注力

 2人は田中正剛氏と川村与志人氏。取材に対し、川村氏は「現職を支持しておらず、会派の方針に納得できなかった」と説明。自民公認の田中氏は、開会中の定例会に提案された2022年度当初予算案への反対を理由に挙げた。
 2人は市長選について、前回敗れた元県議を擁立する準備を進めていると明らかにした。市長選には既に、石井氏と日本維新の会新人の増山誠氏が立候補を表明している。
 政新会は7人の第2勢力となり、公明党議員団(8人)が最大会派となる。(山岸洋介)

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