西宮市議会 市長選に元県議擁立の維新、市議団4人が当初予算案の採決棄権
2022/03/18 05:30
西宮市役所=西宮市六湛寺町
兵庫県西宮市議会は17日、2022年度一般会計当初予算案など47議案を可決し、定例会を閉会した。市長選(20日告示、27日投開票)に再選を目指して立候補する石井登志郎市長にとっては、任期中最後の定例会。市長選に元県議の増山誠氏を擁立する日本維新の会は、市議会会派「維新の会市議団」の4人が一般会計当初予算案の採決を棄権した。
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同市議団が市長提案の議案で採決を棄権するのは、19年12月以来で2回目。これまで反対に回ったことはなかった。
また、市長選で元県議の吉岡政和氏を支援する会派「政嵐会」は、4人のうち3人が反対。残る1人は棄権した。
石井市長は閉会あいさつで「任期は残り1カ月を切った。市民とともに、西宮のさらなる飛躍、発展のため挑戦していきたい」と述べた。(山岸洋介)