国際高生がウクライナ支援 JR芦屋駅前などで募金活動

2022/03/20 05:30

ウクライナのために募金活動をする生徒たち=芦屋市船戸町

 ロシアからの軍事侵攻で多くの市民が犠牲になっているウクライナを支援しようと、兵庫県立国際高校(芦屋市新浜町)の生徒たちが募金活動を行った。JR芦屋駅や阪神電鉄打出駅などで4日間実施し、56万3060円が集まり、18日に日本赤十字社兵庫県支部に届けた。 関連ニュース 首相、官民一体の復興支援を表明 ウクライナ「安全の保証」巡り 安全の保証「準備完了」 仏大統領、ウクライナに 米国とウクライナ、電話会談へ 対ロシア、「安全の保証」協議

 今月15日、JR芦屋駅北側のペデストリアンデッキに生徒12人が集合。大きな声で「ウクライナ人道危機救援金にご協力お願いします」と呼び掛けると、駅利用者が「体に気を付けて頑張ってね」と協力した。
 募金活動は、国際情勢を学び、ボランティア活動をする「JRC部」の2年清貞凛さん(17)と加久石瑞絵さん(17)がウクライナ情勢のニュースを見て教諭に相談し、急きょ計画。集まった寄付金は、食糧支援や避難民を受け入れる国の救援活動に使われる。
 清貞さんによると、予想以上に賛同を得ているといい「ウクライナのことを思って涙を流しながら寄付してくれる女性もいた」と話した。加久石さんは今の時代に戦争が起きていることに驚いており、「両国の市民が巻き込まれていることを考えると、人ごとじゃないと感じる」と一刻も早い平和を願った。(村上貴浩)
【特集ページ】ウクライナ侵攻

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