西宮市長選と市議補選 初の「〇印記入投票」記入にご注意 塗りつぶし、×印は無効
2022/03/26 05:30
神戸新聞NEXT
兵庫県西宮市長選と市議補選(欠員2)の投開票日が27日に迫る中、西宮市選挙管理委員会では、候補者名の欄に〇印を付けるだけで投票できる「記号式投票」の投票用紙の準備を急ピッチで進めている。(広畑千春)
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立候補しているのは、無所属で現職の石井登志郎氏(50)▽無所属新人で元兵庫県議の吉岡政和氏(47)▽日本維新の会新人で元県議の増山誠氏(43)。
記号式投票は県内では昨年の神戸市長選に続き、2例目の導入。文字を書きにくい障害者や高齢者も投票しやすい▽疑問票や無効票が減る▽集計のスピードが上がる-といった利点があるとされ、神戸市長選でも有権者から「簡単だった」との声が上がった。
一方で、記入方法によっては無効票とされるケースもあり、注意が必要だ。総務省の指針では、【1】〇印を塗りつぶす【2】〇印だけでなく、×印を書く【3】候補者名に×を付ける【4】二つの欄の間や、二つの欄にまたがる形で〇を書く-などは無効としている。
西宮市選管には25日、印刷を終えた投票用紙が到着し、市職員らが投票所ごとに振り分ける作業に追われた。市選管事務局は「作業はギリギリになるが、投票率アップにもつなげられたら。大切な1票。くれぐれも○印以外を書かないよう、現場でも注意を促していきたい」としている。
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■市議補選もあす投開票
辞職や在職死亡に伴う西宮市議補選(欠員2)は市長選と同じ27日、投開票される。元職2人、新人4人の計6人が立候補している。
党派別の人数は、日本維新の会が2人、自民党と共産党が各1人、無所属が2人。(山岸洋介)
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