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上半身の力だけで壁を登るパラクライミングの大内秀之さん(中村伊寿さん撮影)
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上半身の力だけで壁を登るパラクライミングの大内秀之さん(中村伊寿さん撮影)

 兵庫県川西市出身のパラクライマー大内秀之さん(42)=堺市=が今年のワールドカップに向け、渡航費などを30日までクラウドファンディング(CF)で募っている。2月に新型コロナウイルスに感染して重体に陥ったが、3月の日本選手権で2位になり、3度目となる世界大会への切符を勝ち取った。(小谷千穂)

 大内さんは、生まれつきの病気で下半身にまひがある。中学生で車いすバスケを始め、2016年からクライミングに挑戦。腕の力だけで壁を登る下肢切断の人のクラスで日本選手権7連覇を達成し、世界大会に2回出場して銀メダルにも輝いた。

 今年2月、コロナ感染の影響で3日間下半身に強い痛みが続いた。その上、感染拡大により医療現場が逼迫したため医師の診療を受けられず、薬もなかった。食事が取れず、眠れず、意識が飛ぶこともあった。

 「死にかけた」と振り返る状態から何とか復活。「毎日全力で生きよう」との思いを強くし、8連覇を目指して日本選手権に出場することを決めた。

 1カ月のトレーニングで体力を回復させ、日本選手権での結果は2位。悔しさも残ったが、好記録が認められ、日本代表に選ばれた。5月に米国、6月にオーストリア、7月にスイスで開かれる世界選手権に出る。

 一方で、資金繰りは厳しく、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻の影響で制限も大きい。逆境の中、大内さんは「無謀かもしれない。でも、世界の舞台で手だけを使って壁を登る姿を見せることで、人々が自分も何かできるかなと思えるよう背中を押したい」と堂々と話す。

 応援はCFサイト「キャンプファイヤー」から。目標額は200万円。3カ国の大会に出るための渡航費や滞在費、準備の経費に使う。リターンとしてTシャツやステッカー、大内さんによる報告会への参加などがある。大内さんTEL090・5151・8778

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