尼崎でホンモノのアメフトを 本場米国の「派手な演出」目指す 社会人チームがクラファン
2022/05/14 05:30
アメリカンフットボールチーム「アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ」のメンバーたち(提供)
アメリカンフットボールで地域を盛り上げようと、兵庫・尼崎を拠点とする社会人チーム「アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ」が、大学生チームと対決する6月の「第7回尼崎ボウル」に向け、初のクラウドファンディングを展開している。集まった金額で演出の規模を決めるといい、本場米国のような「派手な大会」を目指すとしている。(村上貴浩)
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尼崎ボウルはチャレンジャーズの主催で、競技を観戦する機会をつくり、魅力を知ってもらおうと2014年に始めた。今回はコロナ禍で3年ぶりの開催となり、6月12日に兵庫県尼崎市西長洲町1のベイコム陸上競技場で「京都大学ギャングスターズ」と交流試合を行う。
「見たくないか? ホンモノを。本場のアメフトを尼崎で」
大会にはそんなスローガンを掲げ、選手入場や得点時に派手な演出で場を盛り上げる。ハーフタイムショーには、尼崎双星高校のマーチングバンドが演奏。また、地元商店街も競技場に飲食店を並べ、地域を巻き込んだイベントにする。
クラウドファンディングは4月11日から実施しており、返礼品には選手の使用済みグローブやサイン入り応援グッズがある。募集は5月30日まで。
チャレンジャーズは1978年に誕生。関西の大学アメフトを先導してきた桃山学院大学のOBが学生たちと対戦するチームをつくろうと発足させ、大阪体育大学のOBを引き入れるなどして技術力を強化してきた。2000年に社会人リーグの頂点に立ち、01年に日本選手権「ライスボウル」で優勝。関西屈指のチームへと成長し、21年には国内の社会人トップリーグ「X1SUPER」に昇格した。