得点で花火、大音量BGMや演奏…本場さながら「尼崎ボウル」 地元拠点の社会人VS大学生に観客興奮
2022/06/20 05:30
敵陣地に攻め込むチャレンジャーズの選手=尼崎市西長洲町1、ベイコム陸上競技場
兵庫県尼崎市西長洲町1のベイコム陸上競技場で、同市に拠点を置く社会人アメリカンフットボールチーム「アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ」が大学生チームと対戦するイベント「尼崎ボウル」を開いた。地元の高校生や飲食店に協力してもらって地域を活性化しつつ、本場米国のように派手な演出の大会を目指した。
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尼崎でホンモノのアメフトを 本場米国の「派手な演出」目指す 社会人チームがクラファン
強い日差しの下、選手たちがグラウンドで激しく体をぶつけ合い、得点が入ると「タッチダウン!」のアナウンスが響き渡る。観客たちは興奮した様子で拍手や手拍子で応援した。
2014年から始まった同大会。大学生と社会人が対戦する形式の大会は全国でも珍しい人気のイベントだが、昨年まではコロナ禍での中止が続いた。
今年は12日に開き「見たくないか? ホンモノを。本場のアメフトを尼崎で」をテーマに掲げた。選手入場時や得点時の噴き出し花火のほか、試合展開に合わせた大音量のBGMなど、派手な演出を盛り込んだ。
ハーフタイムには市立尼崎双星高校のマーチングバンドが白と黒の衣装に身を包み登場。一糸乱れぬ隊列を組みながら演奏を披露した。
試合は、招待チームの「京都大学ギャングスターズ」が何度も攻撃を仕掛けたが、チャレンジャーズの守備が前進を許さず、38対3で勝利した。
チャレンジャーズのスタッフ川口陽生さんは「地元の皆さんの協力で『メードイン尼崎』の大会にすることができた」と喜び「今後もスポーツを通じた街づくりに挑戦し、日本アメフト界を代表する大会を目指したい」と話した。(村上貴浩)