【戦争】狙われた理由(わけ)-阪神空襲と米軍文書

2022/07/08 05:25

B29爆撃機による阪神間の主な空襲

 太平洋戦争の空襲で、近隣の家々を焼き払われた人が言った。「なぜ、ここだったのか…」 関連ニュース 終戦の年の空襲学ぼう、子どもたちの暮らしは 明石で「太平洋戦争80年」展 9月17日まで <ニュースなぜなに>なくすべき「悪魔の兵器」 世界で続く戦争、高まる核の不安 ポツダム宣言の受諾に揺れた夏 soraかさいで終戦テーマに特別展 3日は「紫電改」を屋外展示

 爆撃を免れた地域の人々は言った。「なぜ、私たちは助かったのか…」
 そして、阪神間の空襲を巡る自治体の死者数を見た人々は、こんな疑問を口にした。

 尼崎市    479人
 西宮市    637人
 芦屋市    139人
 伊丹市      6人
 宝塚市     83人
 川西市 少なくとも5人
 三田市      5人

 「1354人以上が亡くなる中でなぜ、尼崎より西宮の方が多いのか…」

 米軍が残した当時の資料から、そんな疑問を一つ一つ明かしていくことが今回の連載の狙いだ。阪神間は「空襲の縮図」と言われ、あらゆるタイプの攻撃を受けてきた。
 狙われた理由は-。空からの作戦行動を、地上にいた人々の証言とともに伝える。(2021年8月の連載から=年齢、肩書は当時)

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■(1)尼崎と西宮で異なる作戦
(https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202108/0014592392.shtml)


■(2)臨海部避けた焼夷弾「投下のミス」は思い込み
(https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202108/0014597092.shtml)


■(3)同時攻撃で迎撃を分散
(https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202108/0014602916.shtml)


■(4)西宮-御影業火に包む
(https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202108/0014608753.shtml)

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