川西市で介護保険料の算定ミス システム仕様に誤り、18人に過大請求
2022/08/01 20:15
川西市役所=川西市中央町
兵庫県川西市は1日、介護保険料の算定ミスがあり、年金から天引きで納付している18人に対し、計35万9020円を過大請求していたと発表した。システムの仕様に誤りがあったのが原因。納付済みの人には速やかに返還する。
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保険料は所得に応じて設定される。市介護保険課によると、保険料が決まった後に、算定の基礎となる市民税の額が、確定申告などで変わった人の一部でミスが発生した。
年金から天引きの人については、毎年最初の納期翌日(5月11日)から2年が過ぎると、さかのぼって保険料を変更できないと介護保険法で決められているが、市が誤って変更していたという。市は「十分なチェックを行い、再発防止に努める」としている。(山岸洋介)