SNSの誹謗中傷なくすためにできること 木村花さんの母、尼崎で講演へ
2022/08/10 05:30
娘の木村花さん(右)を失った母の響子さん(提供)
交流サイト(SNS)を中心にインターネット上の匿名の誹謗中傷が社会問題化する中、2020年に亡くなった女子プロレスラーの木村花さん=当時(22)=の母響子さんが12日、兵庫県尼崎市昭和通2の市中小企業センターで講演する。
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花さんは、出演していたテレビ番組での内容をめぐり、SNSで心ない書き込みを執拗に受け、自死した。響子さんは真相究明を求めてテレビ局と番組制作会社を提訴する一方、NPO法人「Remember HANA(リメンバーハナ)」を設立。ネット上の誹謗中傷をなくそうと全国で法整備の必要性を訴え、今年6月には改正刑法で「侮辱罪」が厳罰化された。
今回の講演は、人権問題の啓発や早期解決を目指す法務省の委託事業「じんけんを考える市民のつどい」として、尼崎市などが企画した。「ネットの誹謗中傷をなくしたい~ヤサシイハナをサカセマショウ~」と題し、「『加害者』も『被害者』も減らすために必要なことは何か」を問いかける。
午後1時開場。申し込み不要で、先着200人、無料。講演は午後1時半~同3時10分。同センターTEL06・6488・9501
(広畑千春、村上貴浩)
→【尼崎市のページ】(https://www.kobe-np.co.jp/news/amagasaki/)
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