立候補表明の維新・大原氏「子どもへの集中投資を」 尼崎市長選
2022/09/14 05:30
神戸新聞NEXT
11月13日告示、20日投開票の兵庫県尼崎市長選に、社会福祉法人理事長の大原隼人(はやと)氏(44)が13日、日本維新の会の公認候補として立候補すると正式に表明した。尼崎青年会議所での活動を通じて維新と出合い、政治を志したといい「生まれ育ったこのまちのために活動したい。市長として市民のための政策を打ち出す」と語った。
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実家が産婦人科の医院で子どもとの関わりがあり、約10年前に保育園などを経営する会社を立ち上げた。今年4月に社会福祉法人を設立し理事長に就いた。
政策面でも真っ先に「未来の子どもたちへの集中投資」を掲げ、給食費無償化や少人数教育の実現を挙げた。その財源を捻出するため、尼崎の交通の便や広い土地という利点を生かすとし「かつて工都と呼ばれたように雇用を生み出し、新しい夢を育む企業誘致や産業育成を、両輪で進めていく必要がある」とした。
また、「民間資本を活用し、市民サービスをさらに向上させる取り組みをしたい」と訴えた。
維新が同市長選で公認候補を立てるのは初。今年3月の同県西宮市長選では公認候補が敗れたが、兵庫維新の会の室井邦彦代表は「現職が退任する尼崎は一からのスタートで状況が違う。維新の政策を打ち出したい」と意気込みを見せた。(浮田志保)